台北ヘヴン/台北日誌
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台北生活の体験日誌

#026-030
#026:開運竹[12/Oct/2000]

開運竹

開運竹(Lucky Bamboo)は幸運はこんでくる縁起のよい観葉植物だ。幸運というのはお金が儲かることを意味しているので、店の入り口や窓際に飾られることが多い。ちなみに右の写真は我が家の開運竹であるが、ご利益でお金が儲かった事実はない。

お店に飾られている開運竹は、数十本が1まとまりとなっており、真っ赤なリボンで派手にデコレーションされている。手入れは至って簡単で、水を十分にあたえさえすればスクスクと育ってゆく。(経験上)なかなか枯れないので、枯れるということはかなり縁起の悪いことらしい。週末の花市に行けば、きれいに(派手に)飾られた立派な開運竹を見ることが出来る。
我が家の開運竹記録

ラッキーバンブーを初めて購入したときはただの竹の棒だった。5mmほどの小さい芽がスクスクと成長する。ラッキーバンブーは滅多に枯れることはない。だから枯れるととても縁起が悪いとされる。私はその5mm程の風が吹いたらとれそうなくらいの、かろうじて竹についている、ちっちゃな芽を取ってしまわないように、慎重に持って帰ってきた。次の日は腕が筋肉痛だった。今では小さな芽ももう15cm以上。

いったいどこまで育つのか?

#027:そごう健在〜デパート事情[13/Oct/2000]

日本のそごうは破綻しましたが‥

日本では破綻に追い込まれて、連日メディアをにぎわしている大手百貨店そごうだが、台北にもそごうはある。MRT忠考復興駅の傍にそびえたつ大きな建物がそれだ。週末にもなれば家族連れの買い物客でごった返す。本当に日本では破綻したの?と疑いたくなるぐらいの大盛況となっている。
台北のデパート事情
  1. 開店と閉店が遅い(11:00〜21:00)
    閉店が遅いということは仕事帰りにも利用できるので便利。

  2. 地下に巨大なフードコートを備えている
    小吃、韓国料理、日本料理、ラーメン、たこ焼き、たいやき、生ジュース、クレープなどなど、ちょっと小腹を膨らませたかったらなんでもありのバラエティだ。もちろん食べるのが大好きな台湾人でごった返している。
    観光途中に立ち寄れる気軽さがありオススメ。当たり外れが若干あるので、待ちのある人気店を選ぶのがベターです。

  3. 特に安いわけではない
    日本企業の系列だけあって、日本製品の品数が多い。繁盛しているので"安いのかなあ〜"と気になったのだが、決して安いことはなく、日本製品などは日本で買うよりも若干高い気がする。
    台湾人の給料は大学卒で約3万数千元(約12万円)で、僕たちに比べて決して良い給料ではない。デパートでショッピングを楽しむ人たちはかなりハイソ(死語?)な人達なのかもしれない。

#028:激走するタクシー[16/Oct/2000]

何故タクシーは黄色い?

台北のタクシーは黄色い。そういえばアメリカなども黄色に統一されているが、ひと目で見つけることが出来るから便利な反面、どうして日本は黄色じゃないの?という疑問が浮かんでくる。

さて、台北の運転は荒っぽい。もちろん、タクシードライバーはその例外ではなく、狭い路地を猛スピードでかっ飛ばし!!合流時には無理やり車の先を突っ込ませる!!まったく乗るほうの身にもなって欲しいものだ。

さすがに"終わった〜(死んだ)"と感じたこともあった。ワイパーを動かしてもまったく視界がないほどの土砂降りの中、高速道路を車の隙間を縫いながらぬき去っていくのだ。周りの景色など何も見えない、抜き去った車が後ろにすっとんでゆく....ドアノブを掴む手に力が入った。"誰かこいつを止めてくれー"目的地まで約30分....到着したときには、残ったわずかな力で自然とガッツポーズが出てしまった。

そうか、危険だからタクシーは黄色なんだ・・・

#029:タクシー犯罪[18/Oct/2000]

気をつけて下さい

台北のタクシーは犯罪が多いので、乗ったらダメという話をよく聞く。実際、運ちゃんには犯罪歴のある人達が多いようで、盗難や強姦等の犯罪がよく起きるらしい。最近の例としては2人組による犯行で、助手席のシートに隠れた男がイキナリ現れて、客をボコボコにした上で金目の物を全て奪い取り路上に捨て去った。

こんなことが起きるなら乗らなきゃ良いが、結構便利で割安なので、ついつい乗ってしまう。そこで、乗る場合には次のことに気をつけると良い。
大げさかもしれないが、被害に遭ってからでは後悔できない。
  • 夜はできるだけ乗らない。(やっぱ犯罪は夜でしょ)
  • 個人タクシーは避ける(タクシー上部の看板で確認する)
  • 運転手以外の人が乗車していないこと(2対1では負けは歴然)
  • 乗車前に車のナンバーを確認するそぶりを見せる(警戒しているぞ〜)
男性ならおそらく大丈夫ですが、特に女性の方はお気をつけ下さい。

#030:運ちゃんのいい話[20/Oct/2000]

いい奴もいます

もともとタクシーネタを三連発するつもりはなかったのだが、先に悪いイメージを書いたので"いい奴もいるんだよ"という話を紹介しておきたい。
(実際いい人が多いのだが、わずかな善良な心を持たない人達のために、全体が悪いイメージとなってしまうのは大変嘆かわしいことです)
やられると感じた

その日は仕事帰りで夜遅くにビルの前にあるタクシー乗り場に向かった。タクシー乗り場とは運勢を占うようなもので、新車に当たると"ラッキー"と感じ、ポンコツだったら"なんだよ〜"という気分になる。その日も例にもれず"なんだよ〜"なタクシーに当たってしまった。乗り込むと、シートはへたっており特有のにおいがし、さらにポンコツ度がアップしたのだった。

運ちゃんにいつものように行き先を告げると、何も言わず走り出した。"ハオ(好)"ぐらい言ってくれてもいいのにと思って運ちゃんを見ると、いかにもその筋の顔つき(阿部譲二そっくり)で震え上がりそうになった。"やべ〜ついに俺もやられるか!?"と感じた。

ハンドルを握った鬼

この日のタクシーも案の定ビュンビュン飛ばした。そして全く通った事のない路を走りつづけた。約10分後暗い裏路地でイキナリ運ちゃんは車を止めた。"えっ!!ついにやられちゃうの??"と思った。運ちゃんは一言残し、車を出て小走りに建物の中に入っていった。"逃げようかなあ〜"と思いながら建物を見るとトイレの看板がかかっていた。なんのことはない我慢していたらしい。戻ってきた運ちゃんの表情はさっきより柔らかくなったように感じた。

が!しかし、ハンドルを握ればまた鬼に戻る。さっきよりスピードが上がったようだ(トイレ我慢しなくていいから)。今度は事故に対する身の危険を感じるのだった。しばらくして幹線道路に戻ったタクシーを信号機が止めた。とりあえず命は救われた。

人は見かけによらぬもの

信号待ちを利用して運ちゃんは手元に子瓶を取り出した。(昔風呂屋で飲んだマミーの瓶みたいなもの)その中には何か入っており、運ちゃんは割り箸を使ってくちゃくちゃ練り回していた。"変な食いもんだなあ"と思っていると、運ちゃんは助手席との間にあるサイドボックスを開いた。

サイドボックスにはなんと小鳥が三羽、ピーピー鳴いている。

割り箸の先についた練りえさを与えると、小鳥達はさらに大きく鳴きえさをついばむのだった。目を疑った、"どうしてこんなところから小鳥が...."、"こんな強面の運ちゃんが、世話を...."。僕の目は小鳥達と運ちゃんの間を行ったり来たりしていた。そして運ちゃんは僕と目が合ったとき、ニコリと笑い小鳥達を見せてくれた。
これまでの不安や疑念から一気に開放された気がした。

運ちゃんと小鳥達(もう巣立ったかな?)元気にしてっかなあ〜

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